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「なめくじに塩を掛けるとどうなるか知ってる?」


以前僕は、仲の良かった女の子から知識の提供を受けたことがある。

あれは梅雨の時期だった。アジサイの葉っぱに乗った小さななめくじと、

不敵に笑う彼女が握る赤いキャップの食卓塩が今でも鮮明に蘇ってくる。

首を横に振る僕を見てから、口に手を当て彼女は嬉しそうにウフフと笑った。


この手の問題の答えは「甘くなる」だ。甘みの少ない食品に塩を振ると甘みが増す。

そういう話を聞いたことがあるし、現に我が家ではスイカを食べるときに食塩を掛けた。

それになめくじに調味料を掛けるだなんて、食べるとしか考えられない。僕はビビっていた。


彼女の口癖は「男の子なんだから」というもので、その矛先は大抵僕に向けられた。

今回も毒見役として、僕が塩なめくじを食す運命にあると直感的に気づいてしまったのだ。


彼女は意気揚々とキャップを放り投げ、食卓塩を天に掲げた。そして惜しげもなくザラザラと

白色の顆粒をなめくじの背中へ浴びせかけた。「あれ?おかしいな。・・・小さくならない?」

小さくなるどころか、なめくじはぐんぐんと大きくなって、あっという間に僕の背丈よりも大きくなった。


なぜなら彼女が掛けてしまったのは、同じナトリウムでもグルタミン酸。うま味調味料で味の素だったからだ。

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